毛細血管の働きのお話

今美容界は毛細血管に注目しています。

今、日本の化粧品メーカーが注目しているのは、美肌と毛細血管の関わりです。
日頃ほとんど意識をしない毛細血管ですが、カラダ全体の隅々に張りめぐらされており、実は血管の99%が毛細血管!
この毛細血管が、肌の新陳代謝に必要な栄養と酸素をめぐらせているのです。

毛細血管イメージ

毛細血管は、2つの細胞がくっついて管をつくっています。

血管は文字通り、血液が流れる管のこと。カラダ中に栄養と酸素を運ぶ通り道です。成人の血管をまっすぐにつなげると、赤道の約2.5倍となる約10万kmにもおよぶといわれています。
血管は2つの細胞でつくられており、内側の内皮細胞を外側の壁細胞がしっかりと結わえている二重構造となっています。
この状態がキチンと維持できていれば、正常で安定しているといえます。

成人の血管をまっすぐにつなげると、赤道の約2.5倍となる約10万kmにもおよぶ

毛細血管が老化すると栄養が漏れ出て、肌老化が加速!?

若々しい血管は、内側の内皮細胞と外側の壁細胞がしっかりとくっついています。
でも、加齢とともに壁細胞と内皮細胞の接着はもろくなっていき、すき間ができてしまいます。
すると、栄養や酸素が漏れやすくなり、それらの流れが滞るようになるのです。これがいわゆる血管の老化です。

45歳から衰える毛細血管

毛細血管にすき間ができるのはTie2(タイツー)が働かなくなってしまうからです。

なぜ加齢で毛細血管にすき間ができるのでしょうか?
その秘密は、加齢によって壁細胞からアンジオポエチン-1が次第に分泌されなくなることにありました。
そうするとTie2(タイツー)が働かなくなってしまいます!
接着する力が弱くなると、毛細血管にすき間ができて、栄養が漏れ出してしまうのです。

栄養不足でターンオーバーできず、古い角質が蓄積

栄養がいきわたらないとゴースト血管に。

主に加齢によって、毛細血管の老化や劣化が進むと、血流が滞ります。すると毛細血管は退縮し存在そのものが失われて「ゴースト血管」となっていきます。
それが肌のくすみの原因となることもわかってきました。

70代の毛細血管は30代の70%まで減少

血管構造を安定化させる【Tie2(タイツー)】が毛細血管を元気に!若々しく!!

血管外側の壁細胞から分泌されるたんぱく質の一種【アンジオポエチン-1】が、内皮細胞に存在するたんぱく質を受け止める細胞【Tie2(タイツー)】を元気にします。Tie2は壁細胞と内皮細胞をしっかりくっつける接着剤の役割をしており、丈夫な毛細血管を形成する働きをしています。

血管構造を安定化させる【Tie2(タイツー)】が毛細血管を元気に

毛細血管の救世主Tie2(タイツー)を活発にする成分を持つ植物たち

植物エキスで毛細血管のダメージを補修して栄養をめぐらせることで、年齢を重ねた肌を若々しく保つことができます。 さらに、栄養不足が原因で傷んだ髪や抜け毛のケアにもつながります。若々しさを維持するためにも、美容液やサプリメントで積極的に取り入れていきましょう。

Tie2(タイツー)を活発にする成分を持つ植物

結論

植物エキスで【Tie2(タイツー)】をイキイキさせて
肌や髪を、若々しく保ちましょう。