お知らせ

2024年06月27日

Petitコラム.13「カプサイシンと血液量の増加」

"totorie" Preacher Club（TPC）では、アカデミックな健康情報を発信しています。
鍼灸接骨院の皆様が、ご利用者様と繰り広げられるトークにお役立ていただけることはもちろん、普段の生活の中でもお話のネタとして使っていただける話題をお届けします。

今回のテーマは“膝の痛みについて”です。

一般的なテーマなので、皆様の専門分野だと思います。
最近ではコマーシャルでも「膝関節症クリニック」というワードをよく耳にします。「切らない治療をオススメします」というフレーズが使われていますが、ホームページを見てみると再生医療が勧められており、確かに切らない治療ですがかなりの金額が提示されています。
軽い気持ちで相談しに行くとお断りするのが大変そうです。

膝の痛みや違和感も程度は人によって様々です。
まずは整骨院に相談しようと「膝が痛くて動きづらい」といった症状で、施術所を訪れる高齢者の方も多いのではないでしょうか？

高齢者の膝の痛みの原因としては、半月板や関節の損傷、関節リウマチ、偽痛風など、様々考えられますが、中でも多いのが「#変形性膝関節症」だと言われています。
膝関節の痛みの程度は人によって異なり、少しずつ悪化していくため、軽度から重度まで多くの隠れ患者が存在します。現在、日本で変形性膝関節症を患っている人はおよそ2000万人いると言われています。

変形性膝関節症の一般的な治療法は？

治療法は症状の程度によって異なりますが、整形外科などで「変形性膝関節症」と診断されると、初期の場合まず①ヒアルロン酸の関節内注射が行われます。
さらに、痛みのある箇所の負担を軽減するために、②足底板（インソール）を使用し、膝の荷重バランスを矯正することも有効です。多くの場合、筋肉の衰えなどが原因で足の骨格バランスが崩れ、O脚になり、関節を圧迫することで痛みが出ていると考えられています。

また③筋力強化訓練も大切です。膝の上部にあたる大腿四頭筋を鍛える体操を毎日続けてもらいます。その他、④湿布を使用するなどしてご自身でも痛みを抑えていただくことになります。

初期の段階では、このような保存療法を続けていくことで、ほとんどの人が痛みをコントロールすることができますし、日常生活に支障がなければ、変形性膝関節症を恐れる必要はありません。

鍼灸接骨院では、① #関節内注射は行えませんが、② #骨格バランス調整は得意とするところです。③ #筋肉強化訓練、④ #セルフケアも指導方法の習得やセルフケア商品を準備すれば対応できます。

②骨格バランス調整
日々、骨格や姿勢を整える指導をされており、バランスを整える足底版（インソール）などを既に導入されている院の皆さまは、足もとからのバランス調整の有効性について実践されていると思います。

オススメの足底版（インソール）
１.TENTIAL INSOLE／テンシャルインソール

立方骨を持ち上げ、浮き指を指先までしっかり使えるようになるインソールです。
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２.NEC 歩行センシング専用インソール（左右）

NEC歩行センシング技術を活用し、今までにない歩行データに基づいた健康アプローチを行うサービスを用いたインソールです。センサをセットした専用インソールを靴に入れるだけで、普段の自然な形で計測できます。
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３.LOFE アーチサポートアーチサポートインソール

理想的な足裏の形態を基に製作したインソールです。足裏４ヶ所の足弓（アーチ）を最適な状態で支え、足に加わる衝撃を足裏全体に分散させ、歩行時の安定感と楽な歩行を提供します。
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③筋肉強化訓練
筋肉強化訓練は、座位で膝から下を持ち上げるトレーニングを数セット行うのが簡単で有効的です。
また、楽トレ導入院では、大腿四頭筋を鍛える位置に粘着パッドを貼って複合高周波EMSメニューを実施していただくことでも可能です。

④セルフケア
患者さまに日常生活を違和感なく行っていただくためには、痛みのコントロールは特に重要です。
潜在的な膝関節症予備軍の方はたくさんいらっしゃいますので、膝の痛みにオススメのマッサージクリームをご紹介します。

カプサイシンを使用した「ほねつぎHot 温感マッサージクリーム」は、利用者の評価も高く、リピーターの方も多くいらっしゃいます。薬局などでも流通していないので、値崩れの心配もありません。

カプサイシンは、全身に分布する感覚神経のイオンチャンネル型受容体と結合し、活動電位を発生させることで、辛み成分特有の反応を引き起こします。この刺激が繰り返されると、感覚神経のイオンチャネル型受容体が作用せず、痛みを感じにくくなるという特徴があります。
<参考>農林水産省　カプサイシンに関する詳細情報より抜粋

マッサージ塗布した手で目などを触ってしまうと痛みを引き起こすので塗布した手は直ぐに洗い流すようにしてください。

また、自然治癒力を高めるには、栄養が豊富な血液の巡りを良くすることが効果的です。経皮的投与されたカプサイシンには、「局所の皮膚血流及び筋血流を増加させた」という効果も認められています。
<参考>旭川医科大学大学院医学系研究科の修士課程論文「カプサイシン含有のプラスター剤による局所血流増加作用の検討」

このように「ほねつぎHot 温感マッサージクリーム」は、しっかり理にかなっている商品であり、多くのリピーターがいるのも納得できます。膝の痛みをコントロールし、血流量を増加させ自然治癒力を高めているんですね。

ほねつぎHot 温感マッサージクリーム

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膝関節症クリニックに行く前に、整骨院でも、ご利用者様の膝の痛みに向き合って、健康に暮らすお手伝いをどんどん広げていってください。

今回のTPCのPetitコラムは、以上になります。

興味深かったという方は、過去のTPCコラムも是非、参考にしてください。

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