お知らせ

2024年04月11日

補助金徹底解説!!オンライン資格確認とは?鍼灸院・接骨院の導入方法のススメ!


補助金徹底解説!!オンライン資格確認とは?鍼灸院・接骨院の導入方法のススメ!

* 目次

医療機関等では、2021年にスタートしたオンライン資格確認ですが、当時は導入義務化の対象外であった接骨院・鍼灸院等では、引き続き保険証が使用されていました。

しかし、2024年12月2日より現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードの保険証利用に切り替えるという方針を政府が発表し、柔道整復・鍼灸・あん摩マッサージの施術所でも、2024年4月よりマイナ保険証によるオンライン資格確認(資格確認限定型)の運用が始まりました。


◆オンライン資格確認(資格確認限定型)とは?


オンライン資格確認(資格確認限定型)とは、オンライン資格確認実施機関が配信する専用のアプリ(マイナ資格確認アプリ)を、事前に「施術所等向け総合ポータルサイト」を通じて利用申請した PC、スマートフォンやタブレットに入れて、市販の汎用カードリーダーと組み合わせることにより、既存のインターネット回線で資格確認を行うものです。

医療機関等にすでに導入されているオンライン資格確認(既存型)の仕組みとは異なり、通常のインターネット回線で利用が可能です。なお、確認できるのは保険証に記載されている情報のみで、患者の健康・医療情報の閲覧はできません。

オンラインで資格情報を確認することで、資格喪失や記号番号相違などの返戻が減少することが見込まれるため、事務作業の負担が軽減されます。

令和6年12月2日に現行の健康保険証が終了・廃止するに当たり、このオンライン資格確認が義務化されるため、施術所はオンライン資格確認を行えるよう準備する必要があります。


◆オンライン資格確認を導入するまでに必要な6ステップ


皆さまにも、厚生労働省より「オンライン資格確認に関するご案内」と題した書類が送られてきたかと思います。
オンライン資格確認を導入するまでのステップとしては下記の手順になります。

1.オンライン資格確認に使う端末の選定
まず、どの端末でオンライン資格確認を行うかを決める必要があります。

① スマートフォン単体 ※NFC対応のスマホ
② スマートフォン+Bluetoothカードリーダー
③ タブレット単体 ※NFC対応のタブレット
④ タブレット+Bluetoothカードリーダー
⑤ Windowsパソコン+有線カードリーダー

次に、選定した端末を購入します。

レセコン等をお使いの皆さまは大半が⑤になるかと思いますが、訪問施術をメインで行っている施術所については①~②、POSレジ等の導入を予定されている施術所については③~④あたりが対象になってくるかと思います。

上記カードリーダーについては何でもいいわけではなく、「拡張APDU」に対応したものが必要です。


購入金額は4.1万円まで全額補助されますので、金額ではなく実際の自院の利用状況によって選択をしてください。
なお、今回の補助金の申請では千円未満は切り捨てて申請することになるため注意が必要です。

例えば、通販サイトで5,980円のICカードリーダーを購入し、送料が820円の場合、6,800円の費用がかかりますが、補助される金額は6,000円になります。
つまり、100円以下の単位は補助されない為、千円未満の端数が出たものは4.1万円以内であっても自身で負担しなければなりません。
そのため、当店では、送料込みで全額補助金申請できる価格に設定しています。

また、補助金の対象となるのは、PC等に接続する汎用カードリーダー、スマートフォン、タブレット等です。PC本体や設置設定に係る費用は対象となりませんのでご注意ください。


2.ポータルサイトでユーザー登録(アカウント登録)
端末の手配が終わったら、下記サイトよりユーザー登録を行います。
施術所等向け総合ポータルサイト
(https://iryohokenjyoho.service-now.com/omf)

サイト内の「新規ユーザー登録はこちら」から、新規ユーザー(アカウント)登録を行います。
この際、受領委任の登録記号番号が必要になりますので、あらかじめ準備した上で登録に進んでください。

3.ポータルサイトで利用開始申請を行う
アカウント登録が完了したら、登録したユーザー名/パスワードをもとに「ログインはこちら」からログインし「各種申請」をクリックして「利用開始申請」へと進みます。
手続きが完了すると登録したメールアドレス宛に受付完了のメールが届きます(届くまでに数日かかる可能性もあります)。
実際のオンライン資格確認を行う際は、あらかじめ登録した端末でのみ情報が取得できますので、業務で使う端末はポータルサイトを通じて登録する必要があります。

4.機器のセットアップ(アプリのインストール)
マイナ資格確認アプリの利用開始申請手続き完了メールが届いたら、ポータルサイトへログインし「各種申請」から「資格確認アカウント管理」に進み、PDFファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたPDFファイルに「マイナ資格確認アプリ」のユーザー設定情報が記載されています。
この情報はマイナ資格確認アプリの初期登録画面で入力する必要があります(機関コード、ID、パスワード、アクティベーションコード)。

「マイナ資格確認アプリ」を一般のアプリストアからダウンロードし、資格確認を行う端末の設定を行います。
使用する端末(OS)により、アプリストアやセットアップ手順が異なりますのでポータルサイトに掲載のマニュアル「マイナ資格確認アプリのセットアップと使い方」をご確認ください。

5.オンライン資格確認運用業務の確認
ポータルサイトにマイナ資格確認アプリの操作マニュアルが掲載されています。
導入後の業務の理解を深めるため、アプリの具体的な操作方法等について確認を行ってください。
また、オンライン資格確認の導入を踏まえ、自施設や居宅等における施術者や患者の動きをイメージし、オンライン資格確認導入後の受付業務等の変更点の確認を行ってください。

ポータルサイトの登録でわからないことがある場合は、下記お問い合わせ先まで連絡ください。

オンライン資格確認等コールセンター 0800-080-4583(通話無料)
月曜日~金曜日8:00~18:00 土曜日8:00~16:00(祝日を除く)
メールアドレス:contact@iryohokenjyoho-portalsite.jp

6.補助金の申請
補助金申請には3つの書類の写しが必要となります(領収書、領収書内訳書、口座情報確認書類)。
これらの書類は「.pdf」「.xlsx」「.zip」形式で準備しなければなりません。

当店から購入いただく場合は、ダウンロードしていただいたファイルをそのまま申請に使っていただけます。補助金の振込先である口座通帳等のみ別途準備してください。
>>領収書の発行方法について詳しくみる(アトラストア)

ファイルの準備が出来たらポータルサイトにログインし、「各種申請」から「助成金交付申請」へと進んでください。
なお、補助金は1度きりしか申請できません。
4.1万円までであれば合算して申請できますので、今後機器を追加で購入する可能性がある場合は、補助金申請を行うのはしばらく待っておきましょう。

以上がオンライン資格確認の準備から補助金の申請までの流れとなります。

◆まとめ


オンライン資格確認が義務化する12月に向け、施術所側も準備を始めなければなりません。


導入直後は、操作に慣れておらず、普段よりも作業に時間かかかる場合があります。混乱を防ぐためにも早めの導入をおすすめします。

オンライン資格確認への対応準備について不安・疑問をお持ちの方はアトラ請求サービスまでご相談ください。


柔整・鍼灸・介護のプロ向けヘルスケア商材の卸通販サイト『アトラストア』

アトラストア

アトラストアは、鍼灸院・接骨院向けの通販サイトです。
接骨院の開設時から普段の運営に必要な商品を多数取り揃えています。
鍼・灸やサポーターなどの医療材料から、コピー用紙や洗剤などの日用品まで、お求めやすい価格で提供しています。
皆様の接骨院運営がさらに発展するサポートができれば幸いです。