お知らせ

2018年11月01日

直接聞いてみました! 柔整・鍼灸の商品レビュー

 他の接骨院・鍼灸院ではどのような施術用品を使っているのか、ふと気になったことはありませんか?なかなか聞けない他院の事情。施術用品や消耗品を選んだ理由や使用法について、リアルなお声をいただきました。
 
 
 今回は、9院のグループ院を経営している株式会社グッドライフの「現場」を統括されている専務取締役 茅根 賢太様にお話をお伺いしました。
 
 
【資格】
柔道整復師
鍼灸師
キネシオテーピング指導員
 
 平成17年に1院目を開院し、今現在大阪に7店舗、和歌山に2店舗の全9院のグループ院を運営。保険:自費が約7:3であり、今を転換期ととらえ自費移行を目指しています。自費に特化した新店舗のオープンや、既存院における自費の新患獲得へ取り組まれています。
 
 
 
 
1.鍼

 

鍼は主にNEOディスポ鍼 1P(ワンタッチ) 0番(0.14mm)を使用しています。刺入時のひっかかりが少なく感じ、比較的安価なので今はこれを使用しています。ワンタッチタイプは、くさびがなくゴミがでないので使いやすいです。
 
セイリンディスポ鍼Jタイプはコーティングがあるため、刺入時の違和感が少ないので使いやすいと思います。ただ、単価は高めだと感じます。

NEOには短くて細い鍼が無かったので、美容鍼の施術を行う際は、セイリンディスポ鍼J15SPタイプを使用しています。鍼の長さが15mmで使いやすいですし、ところどころNEOディスポ鍼 1P 0番も交えながら美容鍼を行っています。
 
円皮鍼はパイオネックスのブルーを使用しています。軽微な刺激をあたえるので、鍼灸であれば経絡上に貼って、施術の一環として患者様へ提供しています。

パイオネックスZeroなどの物販はおこなわず、あくまでも院へ来院していただき、施術することを基本にしています。

ユニコディスポ鍼は以前使用していましたが、刺入の時に何か引っかかる感覚があったので変えました。
 
鍼は個別包装? or 複数包装?
 鍼は、個別に包装されているものを使用しています。以前は、複数入りのものをシャーレに入れて保管していましたが、衛生的に気になりやめました。
 例えばNEOは、特殊な鍼管が使用されており片手挿管しにくくなっていますが、単刺など行う際には、鍼管を逆さにして片手挿管し、使用しています。
 
 
 
 
2.灸

お灸は直接灸などを使用せず、この達磨炭化艾を使っています。達磨は、やはり倒れたりするのが怖いので、ノリ部分を濡らしてつけるのではなく、ノリ部分にさらにノリをつけて倒れないように使用しています。4種類の温度から選べますが、ほとんど達磨「弱」を購入しています。達磨「強」は1箱置いていますが、使用頻度は高くありません。
 
柔(シールタイプ)は、置き場所を取るイメージがあるのと倒れるのが怖いので、実は使ったことはありません。
 
熱さを変えられる?
 達磨「弱」は、艾部分の出す高さを変えて温度を調節しています。出す高さで燃える量が変わりますし、あまり出さなければ最後まで燃えないのでそれほど熱くならないと感じています。中身が柔らかかったり硬かったりして出す量の調節が難しいので、お灸を出す棒にテーピングを巻いて、最後まで押し切っても全部出ないようにしています。
 メーカーには、全部出しても温度は変わらないので全部出してほしいと言われましたけどね。
 
 
 
3.テーピング

ニトリートの撥水タイプを使用しています。非撥水タイプと比べて少しコストは上がりますが、非撥水タイプは、汗などに濡れてかぶれの原因になるのが怖いため撥水タイプを使用しています。

今後、使用を検討しているのは、キネシオテックスです。キネシオテーピング協会のライセンスをもっているので、そちらのテーピングを検討しています。
※キネシオテーピング協会(https://www.kinesiotaping.jp/kinesio_tex/index.html
 
 
 
4.フェイスペーパー
 
うつ伏せで使用すると患者様の汗や唾液が気になるので、濡れて破れたりしないものを選ぶようにしています。今は、ウインのフェイスペーパーを購入しています。多く出る院では、2箱は常に置いておく必要があったので、耐久性以外に価格も重視しています。
 
 
 お話を伺い、施術用品をどのような視点で選ばれているかの理解がさらに深まりました。いただいたご意見を参考に、商品をまだご存知ない方や使用されたことがない方へ、ますます魅力的にご紹介できればと思います。

 アトラストアでは、ご紹介する先生方を募集しております。ぜひ、お話をお聞かせいただけるという先生は、アトラストアまでご連絡ください。