「特定性」とは、その情報がどこから発信されたかが特定できる状態のことです。
鍼灸院・接骨院の場合、院名が分かれば特定性があります。
例えば、チラシに院名を書かないということは考えられません。万が一、院名が書かれていなかったとしても、住所や電話番号があれば簡単に院名を特定することができますし、記載されているホームページのURLが「〇〇sekkotuinn.com」だったとしたら、院名が「〇〇接骨院」だということが特定できます。
また、カフェ風のイーゼル看板を院の前に置く場合、イーゼル看板に院名を記載していなくても〇〇接骨院の看板だと特定ができます。
つまり、鍼灸院・接骨院から発信されるほとんどすべての情報には、特定性があると言えます。
「誘因性」とは、その字のごとく、情報に誘因があるかをチェックしましょう。
「院に来てほしい!」「施術を受けてほしい!」「イベントに参加してほしい!」「商品を買ってほしい!」「このテレビ番組を観てほしい!」「このサービスに登録してほしい!」など、受け手に言動を促す内容は「誘因性がある」と言えます。
「施術が〇〇〇円で受けられます!」「骨盤施術をはじめました!」というような内容も、暗に院へ来てほしいという誘因です。
「認知性」とは、その情報が意思の有無にかかわらず、不特定多数の人に認知されるということです。
院の看板は、とりわけ「〇〇接骨院の看板を見にいこう!」という意思がなくても、院の前を歩いている不特定多数の人が認知し(見え)ます。
家のポストに入っているチラシも「わたしは〇〇接骨院の情報が知りたいわ!」と思っていない人も認知(見ること)ができます。
当然、自分たちの発信したい情報を、とりわけ関心のない人にも関心を持ってほしくて広告するわけですから、広告には認知性があるのです。